月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年7月24日(金)

使徒10章 救いは祈りの中で

カイサリアにコルネリウスという人がいた。「イタリア隊」と呼ばれる部隊の百人隊長で、信仰心あつく、一家そろって神を畏れ、民に多くの施しをし、絶えず神に祈っていた。ある日の午後三時ごろ、コルネリウスは、神の天使が入って来て「コルネリウス」と呼びかけるのを、幻ではっきりと見た。(使徒10:1-3)

 この章は、キリストの福音が、ユダヤ人からローマ人(異邦人)へと伝わっていくことを記しています。異邦人の信者として最初に名前が記されたのはコルネリウスです。神は、祈るコルネリウスに語りかけます。「あなたの祈りと施しは、神の前に届き、覚えられた。」彼は救われたとき、神が祈りをかなえてくだった喜びをも経験したのでした。

 この異邦人に福音を伝えたのは使徒ペトロです。この二人の国籍は違いましたが、共通点が一つありました。それは祈ることが毎日の習慣になっていたことです。コルネリウスは、午後3時の祈りをささげている時に、ペトロを招きなさいという神の指示を受けました。ペトロは、12時の祈りの最中に、神からの幻をとおして、異邦人に救いを伝えることが神の御心であることを示されました。ユダヤ人から異邦人へと福音が伝えられたこの感動的な救いの出来事は、祈りのなかで生まれました。

 私たちの祈りも神の前に届き、覚えられています。祈りの習慣を身につけた人は、伝道の御業に豊かに用いられます。

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