月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年7月17日(金)

使徒7章 迫害の中でも福音を語る

「このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。』」(使徒7:37)

 ステファノは、陰謀によって逮捕され、弁明を強いられました。「そこで、彼らは人々を唆して、『わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた』と言わせた」(6章11節)とある通りです。

 このとき、彼は、モーセの証言を引用します。「神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。」この預言が、主イエス・キリストにおいて成就したことは、既に示されています(3章22節)。

 彼の引用の意図は、昔のイスラエルの民がその預言をしたモーセに逆らったように、彼の時代の民も預言の成就者である主イエス・キリストに逆らっていることを明らかにすることにあります。彼は、真理に逆らう人は誰であれ「聖霊に逆らって」(51節)いる、と主イエスを信じない人たちの罪を指摘しました。 ステファノは殺され、教会への迫害が始まります。けれども、信徒たちは、これを契機にいたるところで福音を告げ知らせました。今日、迫害の中にある教会が、大胆に主を証言できるように祈りましょう。

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