月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月14日(火)

ルカ24章 一緒に歩いてくださる主イエス

話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。(ルカ24:15)

 福音書の中に名前が残っているとは、それが書かれた時代「あの人だ」と皆が知っていたということです。初代教会の時代、復活の主と出会ったクレオパは、名の知れた伝道者として活躍していたのでしょう。

 ところで、エマオ途上の彼は、一人の信徒として試練と向き合っていました。クレオパともう一人は、逃げるようにしてエルサレムを後にしました。エマオが彼らの故郷で、イエスの死に失望して郷里に帰ろうとしていたのです。主の復活を聞いても混乱するばかりでした。

 暗い顔をしてトボトボと歩む姿は、教会を去ろうとする私たちの姿でもあります。あの人とうまが合わない、牧師に失望した、あのことは納得できない、などなど、教会にも面白くないことが渦巻いています。

 この信仰の危機にある二人の弟子たちに寄り添って、復活の主が「一緒に歩き始められた」のです。私たちが群れを離れようとする時、主イエスが一緒に歩いておられることを覚えましょう。主イエスは「どんなことか」と尋ねて、回復のための御手を伸べていてくださいます。

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