月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月5日(日)

ルカ21章5〜36節 目を覚まして祈りなさい

「しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」(ルカ21:36)

 今日から受難週に入ります。受難週のふさわしい生き方は、祈り深く生活することです。昔から教会では、受難週には会堂に集まって、主イエスのご受難に関わる聖書の個所を読み、深く瞑想して時を過ごしました。これが後に、受難曲や受難劇を生み出していく源となりました。

 主イエスは、「人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい」と、弟子たちに命じられました。これは、私たちキリスト者の弱さに配慮して言われたお言葉です。なぜなら、私たちは日常生活の事柄に埋没し、心がそれらに奪われ、思い煩いに捕らわれ、終わりの時に対する備えを忘れてしまいがちになるからです。

 「人の子の前に立つ」、これが終末です。この緊迫感が、私たちに真剣な生き方をもたらしてくれます。罪に対して感覚が麻痺しないように、この世の事柄を優先してしまわないように、イエス・キリストへの感謝を忘れないように、目を覚まして祈ります。今年は、受難週の緊張感と祈りをもって、四月の新しい生活を始めましょう。

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