月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月1日(水)

エゼキエル5章 選びの民への裁き

主なる神はこう言われる。「これはエルサレムのことである。わたしはこの都を国々の中に置き、その周りを諸国が取り巻くようにした。しかし、この都はそれらの国々よりも、いっそうわたしの裁きに逆らい、周りの諸国より激しくわたしの掟に逆らった。まことに彼らはわたしの裁きを拒み、わたしの掟に従って歩もうとしなかった。」(エゼキエル5:5-6)

 主はエルサレムを「国々の中に置き、その周りを諸国が取り巻く」ようにされました。エルサレムは神の救いの歴史の中で中心の位置を占めていました。それは、まさに神が選ばれた都でした。そこには、神の臨在の場所としての神殿も建てられていました。そのようなエルサレムが神の裁きの対象とされるのです。周りの諸国よりも多くの恵みを受けつつも、諸国よりも激しく主に逆らう罪は、厳しい裁きに値します。

 新約時代のキリスト教会は、「神の神殿」と呼ばれ、神の霊の臨在される所とされています(1コリ3章16-17節)。ですから、主の選びの内に教会の一員とされた私たちにとっても、この章は他人事ではありません。今日の時代に生きるキリスト者も、その罪に対しては主の仮借ない裁きの対象となることをわきまえ知らなければなりません。そして、その裁きは、周りの諸国に対するよりもいっそう厳しいものとなることがあるのです。なぜなら、「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される」(ルカ12章48節)からです。

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