ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
ひょっとすると今、朝ごはんを食べながら、この「あさのことば」の放送を聞いていてくださる方もいらっしゃるかもしれません。私の場合、朝ごはんは大体、納豆と味噌汁と決まってるんですが、時々はパンも食べたくなってですね、トーストにハムをはさんだり、ピーナツバター塗ったりします。皆さん、何を召しあがるんでしょうか。
実は、聖書の中にも、朝ごはんの場面があるのを御存じですか。新約聖書のヨハネ福音書の21章です。ここは、十字架の死からよみがえられたイエス様が、弟子たちにおもてなしをしてくださる場面です。イエス様が炭火を起こしてくださって、その上で魚を焼いてくださいました。おいしいパンもありました。そして、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」(ヨハネ21:12)と招いてくださいました。
弟子たちは、夜通し舟に乗って漁をしていて、クタクタでしたが、温かなおもてなしに、身も心もいやされました。実は、この時の弟子たちは、ペトロをはじめとしてみんな、イエス様に後ろめたさがありました。十字架にかけられるイエス様を見捨ててしまった、自分たちのその愚かさを恥じる思いです。
しかし、すべてを赦すような、大きなイエス様の愛の中に受け入れられて、この朝ごはんからまた、新しい歩みを始めることができたんです。皆さんの今日の一日も、すべて赦され、また愛されています。