ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今週皆さんと一緒に、御言葉を分かち合えることを感謝します。
この「あさのことば」の放送を、農作業の合間に聞いていてくださる方がたくさんいらっしゃると伺いました。寒い朝のお働きの合間に、ひとときの安らぎを味わっていただけましたら幸いです。
聖書には、農作業にたとえて教えが語られるところが、しばしばあります。今日紹介したいのは、新約聖書ヤコブの手紙5章7節と8節の御言葉です。「兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、大地の尊い実りを待つのです。あなたがたも忍耐しなさい。心を固く保ちなさい。主が来られる時が迫っているからです。」
「忍耐」ということが教えられています。農夫たちが厳しい夏や冬を耐え忍びながら、緑の春や収穫の秋を待ち望むように、思うようにいかない試練の日々をも、雄々しく耐え忍びなさい、と言われています。
聖書において、「忍耐」という言葉は、希望の言葉です。十字架の死の絶望から立ち上がり、よみがえられたイエス・キリストが、必ず私たちにも、命の朝をもたらしてくださいます。その主イエスが再び天から来られる終わりの時に、必ずすべての涙がぬぐわれて、神の恵みがすべてを包みます。
その究極の希望を心に抱いて、厳しい冬にもへこたれない。それが、聖書の教える忍耐ということです。