いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
「洗礼」は、洗礼を受けた人が、イエス様とそして主の民である教会に結び合わされたことを示しています。神様がご自分の民と結んだ「恵みの契約」の中に、今や加えられていることを伝えるものが、洗礼なのであります。洗礼を受けたいと望む人が、過去の自分に悔い改め、キリストを信じ、キリストに服従したいと望んでいることを確信しなければ、教会は、洗礼を授けることはできません。
しかし、クリスチャンに子供が生まれた時は、まだ小さな赤ちゃんのうちに洗礼を授けるべきです。そもそも信仰とは、神の恵みによって与えられるものだからです。つまり、ある人が信仰と悔い改めに導かれるのは、その人の決断であり、その人の自由意志から出ているように見えますが、実際は、全面的に神様の恵みにかかっているのであり、その時点に至るまでにおいて、確かに神様の守りと導きがあったからです。
従って、クリスチャンの子供を、すでに神の恵みの中に入れられていると見なすことは、何ら不自然なことではありません。彼らの中で、はっきりと背教的な態度が現れない限り、つまり、他宗教に帰依するということが起こらない限り、彼らが恵みの契約の中に既に入れられていると考える「幼児洗礼」を授けることは、何ら問題にならないのです。
クリスチャンの子供たちは、「契約の子」として、教会全体で大切に育まれていくことが勧められているのです。