おはようございます。川越教会牧師、木村恭子です。
今週は、私の歩みを振り返りながらのお話、今日は結婚後の話です。祈りが聞かれなかったことで、私は神様から距離を置くようになっていました。そういう中で、職場で出会った夫と結婚し、実家から離れました。そして、今まで通っていた教会からも遠くなりました。
ですが、ここでも、自転車で10分くらいの所に教会がありました。それも、同じ教派の教会でした。「これって偶然?」、当時はそう思いました。けれど、神様が私の信仰生活を配慮してくださったのです。以前ほど熱心に教会へ向かう心はありませんでしたが、それでも、礼拝だけは出席しようと決めました。礼拝に行かなくなったら、私の心はイエス様から離れてしまうと思ったからです。
最初は、教会の交わりから距離を置いて、礼拝が終わるとさっさと家に帰りました。ですがある時、礼拝の奏楽を依頼されました。「年3、4回。第5日曜日だけでいいから。」と言われて、つい引き受けてしまったのです。その後、子どもが生まれると、子どもと一緒に教会学校に出席し、そのうちに奉仕にも加えられました。そしていつの間にか、新たな教会でも、「主にある交わり」が与えられていたのです。
旧約聖書にこんな言葉があります。「人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。」(箴言16:9)まさに、この言葉通りでした。自分の人生、自分の意志で行く先を決め、自分で歩んでいるのだ、と思っていました。ですが、実際はそうではなかった。神の配慮の中を歩ませていただいていたのです。