おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
世間はお正月ですね。実家で家族とゆっくり過ごされている方も多いのではないでしょうか。私は故郷が広島でして、母が作るおせちやお雑煮などを兄弟と一緒に食べながら、箱根駅伝を何気なく観て過ごすというのが、今では懐かしい2日の朝の風景です。
そんな何気ない正月の1ページも、今ではつくづくと神に祝福された時だったんだなあと思います。父は今も健在ですが、一昨年、母が天に召され、お袋の味をもう頂く機会は逸してしまいました。それから、方々に散っている兄弟家族とは、コロナ禍でもあることから、なかなか集まる機会が減ってきました。今は、貴重な父との時間を大事に過ごしたく思っています。
そういう意味でお正月、年の初めは、家族を今一度顧みる時でもあると思うのです。日頃なかなか会えないのであれば尚更ですし、日々一緒に暮らしているのであれば、これまでを振り返り、関係を改め直すには絶好の時です。
聖書は、家族の関係についても語っています。夫婦や親子間について教えています。しかし、家族に限らず、人に対して善を行うには、イエス様が私たちのために遜られたように、私たちも遜ることからです。この難しい「謙遜」を、今一度始める好機こそ、年の初めです。