おはようございます。仙台カナン教会の今井献です。
今月は、イエス・キリストが人を救う権威、すなわち救いの力について考えています。
マルコ福音書1章40節以下に、イエスが、重い皮膚病にかかった人を治す場面が記されています。今では、皮膚病にかかっている人を汚れていると決めつけたり、排除することはゆるされませんが、イエスの時代には、この皮膚病の者は汚れた者として、人との接触や交わりが断たれていました。
しかし、イエスは、「深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、『よろしい。清くなれ』と言われると、たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。」(マルコ1:41-42)と聖書は書いています。ここからわかるイエスの権威・力とは、汚れることを恐れないことにあります。それゆえ、この人を深く憐れんで、手を置きました。
権威というと、わたしたちは偉ぶる、威張り散らす、というようなことを連想するかもしれませんが、イエスの権威には、失われた者を探し出す力、深く憐れむ心の豊かさ、自分が汚れることをいとわない聖さがあります。なぜなら、イエスは、罪という神の前でのわたしたちの汚れを、十字架の死と復活により、聖くすることにおいて、救い主であるからです。
どうか、イエス・キリストを受け入れ、愛にあふれたキリストの権威にあずかってください。キリストと共に生きる新しい人生が始まるはずです。