三川共基（松戸小金原教会牧師）

メッセージ： 時間はもう一度動き出す

　おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
　今日は世界中の教会にとって一年で最も大切な日、イースターです。この世で苦しむ人々に寄り添い、今も共にいてくださる神の子イエス・キリストが、死から復活したことをお祝いする日です。

　イエス・キリストは、人々の憎しみや嫉妬のゆえに、十字架につけて殺されてしまいました。しかし神は、イエスを3日目に復活させられました。それ以来、イエスは死を打ち破り、復活した命に今も生きています。そして、世界中の人々が、今日を生き生きと過ごすことができるように祈っています。

　死んだ人が生き返るなんて、荒唐無稽な話を信じることはできませんか？どうせ2000年前の作り話なのだろう、と思うところがあるかもしれませんね。しかし、教会は、イエスの復活が本当に起きたと信じています。私も信じています。たとえ、突拍子もないお話のように思えても、イエスの復活は、教会にも、私にも、もちろんあなたにも、今日を生きる力を与えてくれるのです。

　イエスが十字架で死んだ時、イエスの弟子たちは、愛する先生を失って途方に暮れていました。涙が止まりませんでした。生きる気力を失ってしまいました。しかし、涙を流し、うなだれる女性の弟子の前に、イエスは、復活して現れたのです。彼女は恐れながらも、この出来事を喜びました。彼女の時間は、また動き出したのです。（ヨハネ20:11-18参照）

　復活したイエスが人に出会うと、その人の死んでいた心も復活します。あなたも、復活の力を信じてみませんか。