中山仰（花見川キリスト教会牧師）

メッセージ： 真に頼るべき方

　おはようございます。花見川キリスト教会の牧師、中山仰です。
　今朝は、私たちは本当に信頼できる方を持つことのできる幸いについて考えてみましょう。私の先輩の牧師が、ある時、ドイツへ留学しました。小さい二人の男の子を連れてのことです。それまで、お母さんべったりの子どもたちでしたが、ドイツへ行った途端に、お父さんべったりで寄り添うようになったそうです。子どもの本能で、どちらの親が一番頼りになるかを判断したからではないか、とその牧師は言っておられました。

　森の中でのサバイバルキャンプとか、自然の中で生活しなければならない時には、経験者がいてくれたらどれほど心強いことでしょうか。これは、私たちの人生も同じです。大人であっても、未知のことについては心細いものです。

　自分はだいじょうぶと思っている人は、これまでの経験が利かないような時や、足もとを救われる時に、うろたえやすいものです。特に、大きな病気になった時の不安な気持ちは、辛いものです。

　死に直面したときには、どうでしょうか。聖書には、ただひとり死に打ち勝ち生還された方、イエス・キリストがおられることが書かれています。この方を信じることができるならば、人生においてどれほど平安でしょうか。多くの困難や危難の中で、頼って生きることができるからです。そして、死という人類が経験したことのない所から、唯一甦られ、今も生きている方を信じることのできる人は、地上の生涯においても幸いなのではないでしょうか。