あさのことば 2022年2月 8日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)

メッセージ: 人と人との交流



 ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
 コロナ禍で、人と人との交流が妨げられてきました。本来は対面で会話をし、相手の表情や声の変化を感じながら交流します。しかしオンラインの会話や会議では、相手の表情や声の変化を感じにくくなります。そのような会話や会議からは、対面で得られていた、思いがけない気づきが、失われているのかもしれません。

 また、小学生がオンラインで授業を受ける場合、最も多感な時期に、感覚で習得できるはずの多くのことが得られなくなる可能性もあります。人格の基礎が形成される年代の子どもたちへの影響が心配です。世に生きるわたしたちにとって、対面の交流が大変重要であることを痛感します。

 しかし聖書は、それ以上に重要な交流があることを語ります。それは、キリストが語られた二つの掟です。一つは「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」もう一つは「隣人を自分のように愛しなさい。」です(マルコ12:30-31)。

 二つ目の掟がわたしたちの対面の交流の基本を教えています。しかしその前に教えているのが、神との交流です。わたしたちをいつも見ておられる神に祈る。自分のことだけでなく、隣人のためにも祈る。このような神との交流をとおしてこそ、わたしたちは隣人を深く思いやることができるのです。

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