あさのことば 2021年10月 8日(金)放送

中山仰(田無教会牧師)

中山仰(田無教会牧師)

メッセージ: 知らない罪を赦す神



 おはようございます。田無教会牧師の中山仰です。
 小さい頃に近所に甘泉園という早稲田大学の庭園がありました。大学本部より少し離れていましたので、時々警備の人が見回りに来ていました。入場禁止なのですが、自然の少ない都会の子どもたちにとっては絶好の遊び場でした。釣りをしたり椎の実などをつまんだものです。

 警備員が見回りに来るたびに子どもたちは逃げます。逃げる途中に誤って池に落ちたある子どもは、その警備員に助けてもらったのに手を噛んで逃げたということもありました。また塀の上で警備員がいなくなるまで見ているのですが、時たま警備員は塀を超えて追いかけて来ました。一人の友だちはその塀の真ん前に住んでいましたが、当然一緒に遠くまで逃げました。家に逃げ込んだらすぐに分かってしまうからです。

 私が信仰に入ったとき、このようなことは神様の救いに似ていると思いました。神様が私たちに救いの手を差し伸べてくれるのに、私たちはその手を噛んで逃げたり、どこまでも追いかけてくれるのに、さらに遠くへ逃げていたことに気が付かされました。神はその独り子イエス・キリストを遣わしてくださいましたが、私たち人間はその方に罪を押し付けて、十字架につけてしまいました。

 そのような大きな罪を持ちながら、神は悔い改めて立ち帰る者を憐れみ救ってくださいます。十字架の死を自分の罪の身代わりとして受け入れるだけで全面的に赦してくださるという愛が聖書に教えられています。

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