あさのことば 2021年10月 1日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小宮山裕一(綱島教会牧師)

小宮山裕一(綱島教会牧師)

メッセージ: きっとあなたも好きになる 聖書人物伝 その5



 どうも、みなさん、ごきげんいかがですか。綱島教会牧師の小宮山裕一です。
 聖書にはたくさんの人物が登場します。その中でも特に、魅力的な人物を紹介します。

 今日はネヘミヤという人物を紹介します。この人が活躍した時代、イスラエルの人々は外国での生活を余儀なくされていました。ネヘミヤもその一人でした。あるとき、自分の国の様子を聞いたネヘミヤは思わず神に祈ります。国に残った人々が大変な思いをしていること、神殿も神殿の城壁もボロボロになっている。ネヘミヤは神が祖国を憐れんでくれるように祈ります。そして自分たちもまた、国に帰ることができるようにと祈りました。

 神はこの祈りを聞き入れてくださり、ネヘミヤは祖国の都、エルサレムに向かいます。城壁は破壊され、城門は焼け落ちていました。彼はこの城壁を再建することこそ、自分の使命だと確信しました。そして、仲間を集めこういったのです。「早速、建築に取りかかろう」(ネヘミヤ2:18)

 この号令のもとに、ネヘミヤとその仲間たちは城壁の修理を始めます。もちろん全て順調だったわけではありません。敵の妨害もありましたし、仲間から不平不満の声が聞かれます。しかしながら、必要な材料は整い、敵の妨害や様々なトラブルに遭いながらも城壁は無事に完成しました。この結果、外国にいた人々は国に帰ることができたのです。

 ネヘミヤは自分の使命に生きた人でした。その背後には神がこの働きに押し出してくださったという思いがあります。神を信じるとき、私たちは自分の使命を見いだすのです。

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