村田寿和（羽生栄光教会牧師）

メッセージ： 罪からの救い主

　いかがお過ごしですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
　教会に行くと「罪人」という言葉をよく耳にします。それは、聖書が「すべての人は罪人である」と教えているからです。聖書が「罪人」という言葉を用いるとき、それは「神さまの御前に罪人である」ということです。すべての人は神さまの掟に背いて罪を犯しているのです。

　こう聞きますと「いや、わたしはまじめに生きてきました。」と言われるかも知れません。しかし神さまの掟に照らし合わせるならば、そのような人であっても罪人であるのです。『出エジプト記』の第20章に、十の言葉、十戒が記されています。その一つに「殺してはならない」とあります（出エジプト20:13）。

　この掟を聞いてどう思われるでしょうか。私は人を殺したことがないから、この掟を守っていると思われるでしょうか。しかし実際に人を殺したことがなくても、他人のことを悪く言ったり、他人のことを心の中で軽んじるならば、その人は神さまの御前に殺人（の罪）を犯したことになるのです（マタイ5:21-22参照）。

　なぜなら神さまは、私たちの行いだけではなく、私たちの言葉と心をも裁かれるからです。よって、すべての人が罪人であり、すべての人が罪からの救いを必要としています。神さまは、罪からの救い主としてイエス・キリストを与えてくださいました。イエス・キリストはすべての人を、あなたを、罪から救ってくださる救い主です（テトス2:11参照）。