ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
聖書には現代の科学では証明することのできないたくさんの奇跡が紹介されています。だからこの奇跡のために聖書に抵抗感を感じる人も多いのです。
実は聖書に記されている奇跡には大切な役目があります。それは神さまのことを私たちに知らせるという役目です。だから福音書を記したヨハネという人はこの神さまの奇跡をわざわざ「しるし」と言う言葉で呼んでいます。このしるしを体験した人は神さまの素晴らしさを知り、神さまを信じることができるようにされるのです。
それでは私たちも神さまを知り、信じるためには彼らと同じような奇跡を体験する必要があるのでしょうか。その心配はありません。なぜなら、神さまはご自身のすばらしさを私たちに知らせるために聖書という書物を与えてくださっているからです。だからこの聖書を読む者は誰でも、神さまの奇跡を体験した人と同じように神さまの素晴らしさを知ることができるのです。そしてその神さまを信じることができるようにもなるのです。
このような意味で、神さまの奇跡は現在でも、聖書を読む私たちの上に実現していると言えるのです。神さまは聖書の言葉を通して私たちを信じる者に変えてくださるからです。
聖書の言葉「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。」ヨハネによる福音書20章31節