中山仰（田無教会牧師）

メッセージ： 真実な愛

　おはようございます。田無教会牧師の中山仰です。
　昔キリスト教学校の教師をしていた時、母親がある団体に傾倒し過ぎたために困っている、と生徒から相談を受けました。彼女と父親と私の3人で、キリスト教会の牧師のところへ行きました。その結果、その団体からお母さんを脱会することにしました。

　お母さんは、大金をつぎ込んだことを反省し、また自分がやってきたことを改めました。お母さんは本当に大切なことは何かを学ぼうとしているので、家族も同じように学ぶことにしました。

　家族が一緒になって、寝食を共にして誠心誠意向き合わなければなりません。そのためにも禁酒、禁煙をする必要が出てきます。また仕事を取るか家庭を取るかの瀬戸際ですから、時には仕事をやめることもあるかもしれません。でもこちらには先方にはまったくない愛がありますから、必ずそこから連れ戻すことができるのです。

　父親は職場の理解があり、出世は断念しますが、長期休暇扱いにしてもらって対処しました。その後、この御夫婦は洗礼を受けられています。「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」（ローマ8:28）という言葉は真実です。