あさのことば 2020年3月26日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村恭子(川越教会牧師)

木村恭子(川越教会牧師)

メッセージ: 男も女も神のかたち



 いかがお過ごしですか?川越教会牧師、木村恭子です。
 今回はまず、創世記1章27、28節をお読みします。

 「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた。『産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。』」

 27節では、男も女も神のかたちであること。28節では、神が男と女の両方を祝福されたこと。男と女の両方に「地を従わせよ」「支配せよ」と命じていることが記されています。ここから読み取れるのは、男と女が互いに協力して生きていくように、協力して神から与えられた使命を果たすように、という神のお考え、神の意志です。

 さらに、男と女の関係については、創世記2章にも記述があります。「主なる神は言われた。『人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。』」(18)

 最初に造られた人、男に対して、彼にふさわしい助ける者として女が造られました。この所から、男と女に上下関係を読み取る方がおられますが、「助ける者」と訳されている言葉には、本来上下関係はありません。「向かい合って助け合う」という意味があるのです。聖書は、男も女も神のかたちであり、助け合い、向き合って生きるようにと教えているのです。

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