小峯明（船橋高根教会牧師）

メッセージ： 迷子の羊を探す羊飼い

　いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
　教会の扉が開いています。誰でも入ることができます。中には、受け付けがあり、その奥に礼拝堂があるでしょう。椅子が並べられて、正面には牧師さんが話をする台がおいてあると思います。けれども、多くの方たちは、教会の敷居は高いと感じているかも知れません。それは教会の方たちは立派な方たちばかりで、自分はそうではないので、礼拝に行くことをためらってしまうということかも知れません。

　けれどもそれはまったくの誤解です。わたしたちは人徳があり親切だから、教会に入れてもらったのではありません。わたしたちは皆、道に迷い、途方に暮れていました。日中は元気で歩き回っていましたが、やがて夜になり、遊び仲間とも別れて帰ろうとしたときに、もはや帰る道を見失ってしまいました。いつも歩いていた道だと思っていたのに、やがて一人ぼっちになてしまいました。まさかこんなところで自分が一人になってしまうなんて、誰もそんなことは思いもよりませんでした。

　人生も似たようなことがあるかもしれません。子育てに励み、仕事に励み、家族のために働いて、やがてはリタイヤし、子供たちも独立し、そして伴侶とも別れる日がきます。帰る家にはあかりはありません。どうしてこんなことになったのだろうと思うかもしれません。道を間違えたのではないだろうか。

　そのときに、わたしたちを呼ぶ声が聞こえます。イエス様があなたを探しています。そしてイエス様があなたを探し当てました。一人の人が、イエス様の声に導かれて教会に集う時に、大きな喜びが起こります。イエス様があなたを見つけ出してくださったからです。