おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
人はどうも、あれやこれやと先のことを思って心配し、落ち込みさえする、そういう性質を持っている様です。今日は、イエスさまもそんな私たちの事をよく知っての教えです。
思い悩む人たちに「空の鳥、野の花を見なさい。」と言われます。空の鳥も野の花も、先のことで悩みません。けれども、神はその生命も養っておられる。あなたは鳥や花よりも価値あるものではないか、こうおっしゃって、神と共にある命へと導かれます。
考えてみますと私たちは、どうも神を忘れて生きる時に思い悩むようです。また神を忘れた時に、生きることに困難を覚えるようです。逆に神に愛され、神が共におられることを知っている人は、鳥や草花、四季の移り変わりを感じては神に感謝するようです。ですから私は「鳥を見よ、野の花を見よ。」とは、自然を見てそれを造られた神を思うように、という教えでもあると思うのです。
なかなか日常生活の中で、神を思うことが少ないかもしれませんが、今日は、小さなことにも神を覚えながら過ごして行ければと願います。
今日の聖書の言葉。
「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。」(マタイ6:25)