おはようございます。坂井孝宏と申します。
クリスチャンに独特の言葉遣いを順番に紹介しておりますが、「悔い改め」っていうのもそういう言葉です。これはただ、自分はダメだったなあと反省するっていう程度のことじゃなくって、まったく方向転換して、心がくるんとこうひっくり返って、新しく歩み出すっていうことです。
聖書には、例えば「山上の説教」と呼ばれる教えのように、この世の常識を超えた愛、正直さっていうこと、また神様との真実な関係っていうことを教える言葉がたくさんあります。そういう言葉にたじろいでしまう方も多いでしょう。だけど、そういう言葉によって、こんな生き方を今まで知らなかった、こういう生き方をしていきたいと願って、洗礼を受けられた方もいらっしゃいます。
聖書にはこんな御言葉もあります。
「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」
これは、コリントの信徒への手紙の第2、5章17節の御言葉です。
キリストに結ばれる人は新しく創造された人だって、こういうふうに言われる新しさ、これまでとは全く違う価値観、世界観をもって、キリストに結ばれて、キリストの心を自分の心として生きる、新しい歩き方が始まるんです。そういう歩き方をしていくときに、はじめてこの命は輝きだすんです。魂は喜ぶんです。そういう新しさへと、キリストは招いておられます。悔い改めて、くるっと方向転換して、こっちへ来なさいと、私といっしょに歩もうと、招いておられます。