あさのことば 2016年12月12日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: 罪人を招くため

 いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
 イエス様の時代に、税金を取り立てる仕事をしていたマタイという人がいました。当時のユダヤは、ローマの支配下にありました。ですから、ローマへの税金を取り立てる仕事をしている人を、周りの人たちは良く思いません。人々は、「徴税人や罪人」と言って、彼らと距離を取っていました。

 しかしイエス様は、この人を見ると呼びかけました。そして、マタイをはじめ、他の徴税人や罪人たちと一緒に食事をされたのです。
 周囲の人々は、「なぜ、社会の中で嫌われている人と親しくするのか」と言って、イエス様の態度を理解しませんでした。

 その時イエス様は、「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」と言われたのです。

 聖書が語る「罪人」とは、神から離れて、人生を生きて行く上での健康を失っている人のことです。
 そうです。クリスマスにお生まれになったイエス様は、人生に本当の癒やしを必要としている人を招くために、お生まれになったのです。

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