おはようございます。羽生栄光教会の村田寿和です。
神様はエデンの園で、初めの人アダムに、一つの掟を与えられました。それは、「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう」という掟でありました。
なぜ神様は、このような掟をアダムに与えられたのでしょうか?それは、アダムが、すなわち人間が、神様の御言葉に従うかどうかを試すためであったのです。
神様の御心は、アダムが神様の御言葉に従って、命を得ることでありました。しかし、アダムは神様の御言葉に背いて、死すべきものとなってしまったのです。それは、アダムが神様の言葉ではなくて、女の口を通して語られた蛇の言葉、その蛇の背後にいる悪魔の言葉に従ってしまったからです。
創世記の3章4節から6節にこう記されています。
蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
このようにして、アダムは神様の御言葉に背いて罪を犯してしまいました。そして、私たち人間は必ず死ぬ者となってしまったのです。この死に定められた体から誰が私たちを救ってくれるのでしょうか?聖書は、そのお方こそ、イエス・キリストであると教えています。