お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
聖書は次のように語ります。
「さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。ある夜、イエスのもとに来て言った。」(ヨハネによる福音書3:1-2)
ニコデモという人は、民の征服者とか民の支配者という、勇ましい名前を持った人です。彼はサンヘドリン議員の一人で、70人議会、わずかユダヤ人の中で70人しか選ばれない、そんな議員の一人でもありました。最高の教養を身に着け、最高の学問を身に着け、彼は一級の人生を生きていました。そんな彼が、夜イエスのもとにやって来ました。これは、昼間ニコデモが忙しいから夜来たのではありません。ニコデモの中にある、心の闇を表していると言われているのです。
彼には三つの夜がありました。第一番目の心の夜、それは彼には自分には愛がないと思っていたことでした。人を愛したいのに愛しぬくことができない、そんな愛のもろさということを彼は知っていました。第二番目に、自分の心の中には罪という夜があることを彼は知っていました。人を許したいのにどうしても許すことができない。自分の中に巣食っているその罪の大きさを彼は処理することができませんでした。第三番目の夜、それは死です。生きとし生ける者、必ず人々は死ななければならない。ニコデモも、その死に怯えて生きていました。あるギリシアの哲学者は、「死よ、お前のおかげでわたしは死ぬまで苦労してしまう。」このように言わざるを得ないほど、死を解決することはできません。
でも、このイエス様にこそこの三つの愛、罪、死、私達が持っている人生の夜を解決する力があります。イエス様はあなたの罪を赦し、あなたに永遠の命を与えてくださいます。