キリストへの時間 2013年6月16日(日)放送 キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

酒井啓介(宿毛教会牧師)

酒井啓介(宿毛教会牧師)

メッセージ: いつも喜んでいなさい (3)

 おはようございます。宿毛教会の酒井啓介です。
 「いつも喜んでいなさい。」(1テサロニケ5:16)という聖書の言葉を取り上げて、お話しをさせていただいています。いつも喜んでいなさい、と言えるのは神の働きが必ずあるからです。「いつも喜んでいなさい。」という勧めの後には、「絶えず祈りなさい。」(1テサロニケ5:17)という勧めが続きます。

 わたしたちの生活に様々な問題が起こるのは当たり前でありまして、その中でどのように生きるべきか、また神様はどのように助けて下さるか、聖書はそれを教えています。特に、神に祈りなさい、ということは最も重要なことです。そして、どう祈るべきか、いろいろと教えられています。

 絶えず祈りなさい。信じて祈りなさい。熱心に祈りなさい。ひたすら祈りなさい。

 このように、もうとにかく祈りなさいと、勧められています。わたしたちには、もうダメだと思えたり、あきらめてしまったりする状況でも、とにかく祈りなさい、イエス・キリストの名によって祈りなさい、と勧められています。
 人間の側のいかなる理由も、祈らなくてよい、と言える理由はないことに気付かされます。

 また、絶えず祈るために聖書には、主なる神様はわたしたちのすぐ近くにおられる、といって励ます言葉があります。
 聖書の時代にパウロという信仰者がいました。彼は、多くのクリスチャンたちを励ましてきました。ある時、遠く離れた場所にいるクリスチャンたちが大きな試練に直面し苦しんでいました。パウロは、事情があってどうしても駆けつけられなかったので手紙を送りました。彼が伝えたのは、主なる神はすぐ近くにおられるから、思い煩う様々な問題を自分自身で抱えずに、主なる神に打ち明けるべきです、ということでした。パウロは、主なる神はすぐ近くにおられる、と伝えています。
 試練や問題があまりに大きいとき、解決のしようがないように思えて、祈りの言葉を失ってしまうことがあります。そして、神がすぐ近くにいるのに忘れてしまい、神を信頼するよりも、解決困難な問題をいつまでも自分の中に抱え込むという罪があります。自分で何とかしようと、悶々と考え込む。これは罪です。神の力を信じていないからです。
 パウロは、主なる神はすぐ近くにおられます、と言って、神が共におられることに気付かせ、祈るように勧めているのです。神は目には見えないお方ですが、しかしわたしたちのすぐ近くにおられます。すべてを知り、わたしたちの思いの内側まで知り尽くし、また祈りの声がたとえ小さくても聞いておられます。

 わたしたちには神にすべての事を打ち明けることが許されています。キリストの名そのものに力があり、このキリストの名によって祈ることが許されています。この名によって祈るなら、神が全能であるからこそ、必ず最も相応しい形で解決してくださいます。神はわたしたちに「絶えず祈りなさい。」と勧めておられます。

 お話の最後に、あと一つお話を付け加えますが、神が全能なら、神に祈った時から、問題はすでに解決し始めているといえます。神が最善を尽くしてくださるからです。そして、目の前の問題に何も変化がなくても、祈った時からすでに感謝し始めるという信仰生活へ招かれています。ラジオをお聞きの皆さんも招かれています。
 聖書には、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて神があなたがたに望んでおられることです。」と書かれています。

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