持田浩次（三郷教会牧師）

メッセージ： ただ一つの慰め

　今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
　昔、ドイツで書かれた「ハイデルベルク信仰問答」という本があります。聖書の教えを、129の問いと答えでまとめた本です。

　その第一問は、このように尋ねています。「生きるにも死ぬにも、あなたのただ一つの慰めは何ですか。」
　あなたにとって、生きている時も、死ぬ時も、ただ一つの慰めは何でしょうか。財産でしょうか、健康でしょうか、仕事でしょうか。
　答えには、こう書かれています。「わたしがわたし自身のものではなく、身も魂も、生きるにも死ぬにも、わたしの真実な救い主、イエス・キリストのものであることです。」
　死の時でさえ、これこそが慰めだと言えることは、なんと幸せなことでしょうか。
神様は、イエス・キリストを救い主として贈ってくださり、キリストによって、わたしたちを慰めてださるお方です。

　クリスマスの日、神様は、わたしたちに最高、最大の慰めを贈ってくださったのです。
　イエス様はあなたの心のどんな不安や悩みもなだめてくださいます。あなたのかたわらに寄り添って、あなたの心を安心でいっぱいにしてくださいます。そしてその十字架の死によって、あなたを死と罪から救い出してくださいました。
　イエス様こそ、すべての慰めの源です。

　 今日の聖書の言葉「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」コリントの信徒への手紙第二　1章4節

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