芦田高之（新浦安教会牧師）

メッセージ： わたしを知っておられる神

　いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
　この放送をお聴きのあなたは、今日、どんな状況の中を歩んでおられるでしょうか。必ずしも喜べない、そういう状況の中を歩んでおられるかもしれませんね。あるいは先行きが見えない不安。そういう不安定な状況の中を歩んでおられるかもしれません。そういうあなたに、今、神様はこう語っておられます。詩編の139編から少し読みます。お聞きください。

　「主よ、あなたはわたしを究め、わたしを知っておられる。座るのも立つのも知り、遠くからわたしの計らいを悟っておられる。…わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに、主よ、あなたはすべてを知っておられる。前からも後ろからもわたしを囲み、御手をわたしの上においていてくださる。」（1-5節）
　ここで昔の信仰者は言っているのです。わたしたちが何をしている時も、神様は、わたしたちを完全に知りつくしておられる。わたしたちが何かを言おうとしたら、わたしたちの口から言葉が出る前から、神様はわたしたちの心の中をすべて知っておられる、と。

　そんな神様って、いったいどんな方なのでしょう。詩編の信仰者は言います。「その驚くべき知識はわたしを超え、あまりにも高くて到達できない」（6節）と。そんな、すごい御方が、わたしたちの前からも後ろからも囲むようにして、わたしたちと共に居てくださる、というのです。その同じ神様が、今日、今、あなたと共に居てくださいます。そして、あなたのすべてを知っていてくださいます。知るだけではなく、共に居て、守っていてくださっています。

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