被災地の皆さん。おはようございます。泉区将監トンネルに近い仙台めぐみ教会の魚本です。
ケセン語とサン・ファン
岩手県大船渡の山浦玄嗣(はるつぐ)医師のケセン語訳聖書は心に響きます。「ヨハネァ便り(たより)」は「ヨハネによる福音書」のことです。
その1章に、キリストがもう一人のヨハネ、洗礼者、バプテスマのヨハネによって世に紹介されます。
ところで、このバプテスマのヨハネの名前は、石巻にある船の名前、ポルトガル語ですがサン・ファン・バウティスタ号です。1614年に支倉常長がローマに渡るために乗った船です。
船が出港したその年、日本は鎖国になりましたが、言いたいことは伊達政宗はその名前がその船につけられることを許したということです。つまり、伊達政宗もキリストが東北に、ケセン語で「まっと、まっと」紹介されることを期待していたのではないでしょうか。
「次の日、ヨハネァ、ヤソァ自分(われ)ァ方さ 来やんのォ 見で、こう語った。『見ろ。人の世の過ちィ 取払う神様の 子っこ羊だ!…それェ この俺ァ 確かに 見だんだ。この方ごそァ 神様の私子(わご)。前がらずっと語ってる通りだ』。」(ヨハネ1:29-34)
神の子っこ羊、キリストを受け入れて、神の愛をいつまでも、いつまでも受ける子にさせていただきませんか。ありがとうございます。