持田浩次（三郷教会牧師）

メッセージ： キリストによる新しい人

　今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。

　イエス様のところに訪ねてきた人たちの中に、夜に訪ねてきた人がいました。その人の名前はニコデモといいました。彼はユダヤ教の指導者ファリサイ派に属していて、ユダヤ人たちの議員でもありました。みんなに尊敬され、よく知られていたニコデモが、ガリラヤから来られたイエス様のところに、夜に訪ねてきたのです。人の目を気にしていたのでしょう。自分がイエス様のところに訪ねたことをだれにも知られたくなかったのだと思います。

　そのニコデモが、それからずっと後になって、イエス様が十字架で殺されたあとに、アリマタヤのヨセフというもうひとりの議員と一緒にイエス様の遺体を引き取って、丁重に葬ったのです。かつて夜に訪ねてきたように、人目を気にしていたニコデモが、はばかることなくイエス様の遺体を引き受けたのです。遺体を引き受けるのは、イエス様の弟子であることを認めるような勇気のいることでした。

　あの夜、イエス様はニコデモに言われました「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と。そしてニコデモは、イエス様を信じて霊的に新しく生まれるということを教えられたのです。だれでも、いつからでも、それまでの人生に関係なく、新しく生まれることができるのです。

　今日の聖書の言葉。
「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。」コリントの信徒への手紙第二　5章17節のみことばです。

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