あさのことば 2012年9月13日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: イエス様の権威

 いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。
 イエス様はナインというところに行かれました。そこで一人のお母さんに会います。夫を亡くし、息子と二人きりでしたのに、若者に育った息子を亡くしてしまったのでした。これはお母さんにとって最大の悲しみであったでしょう。のぞみがすべて打ち砕かれた。これからどう生きてゆけばよいのか。大勢の人がお母さんに付き添っていますが、慰めにはなりません。

 そういうお母さんをご覧になって、イエス様は憐れに思い声をかけられます。「憐れに思い」、それは腸が揺さぶられるような思い、ということです。イエス様は悲しみの中にある人にそういう思いをお持ちになるお方です。そして言われます。「もう泣かなくともよい」。

 わたしたちも愛する人を亡くして悲しんでいる人に「泣かないでね」と言います。でもそれは、どうにもならないから我慢しよう、と言うことですね。悲しみの原因である死に対してわたしたちは全く無力です。
 イエス様は担ぎ出されるところだった棺を引き止められます。そして「若者よ、起きなさい」と言われます。この一言で若者は起き上がり物を言い始めるのです。

 静かな一言であっても、しかしイエス様のお言葉には圧倒的な支配の力があります。死さえもこのお方の言葉に逆らえないのです。イエス様のうちに、満ちあふれる命と、何よりも強い権威があるからです。イエス様は人を生かす、また命を支配することのできる権威をお持ちの神でいらっしゃいます。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.