あさのことば 2011年5月2日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 一からわかるキリスト教(1)

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
 今週のテーマは、「キリスト教って何だろう?」です。今日は「キリスト教」という言葉の意味を考えます。

 「キリスト」は、イエス・キリストの略です。あるいはキリスト・イエスの略です。イエスは名前です。キリストは苗字ではなくて「肩書き」です。その意味は「救い主」。ですから、キリスト教は「救い主・イエスの宗教」です。

 イエスは一人のユダヤ人です。紀元前5年ごろ、ユダヤ、今のイスラエルに生まれました。30歳ごろから1年もしくは3年間、その地で救い主としての活動を行った後、首都エルサレム郊外で処刑されました。無実でしたのに。

 イエスはその活動期間、人々に強い印象を与えました。その一つは、数々の素晴らしい心に浸み入る説教です。例えば、「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」。しかしそうだからと言って、キリスト教は「イエスの教えを心にいだいて実行する宗教」ではありません。「イエスを信じる宗教」、「自分の救い主としてイエスに寄りすがる宗教」です。何故そうすれば救われるのでしょうか。このイエスを通して神様が受け入れてくださるからです。

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