御機嫌いかがですか。花小金井教会の牧師、川瀬です。
「あなたのお仰せを味わえば、わたしの口に蜜よりも甘い。」
詩編23編は最も有名な詩編ですがたったの半ページと2行。詩編119編は10ページもある最も長い詩編です。詩編119編のテーマは神の言葉である聖書であり、その中で著者は、神の言葉は蜜よりも甘いと繰り返し語っているのです。
みなさんは回転寿司に行かれたことがあると思います。目の前を、まぐろ、いか、たこ、いくら、たい、えんがわ、うに、ひらめ、などおいしそうな寿司が通っていきます。でもそれを、見るために行くのでしょうか。「ああ、たくさんの寿司を見た」と言って満足して帰ってくる人があるでしょうか。回転寿司は見るためではなく、もちろん食べるために行くのです。
「甘い」は見た人や触った人ではなく、食べた人の感想です。「蜜よりも甘い」は神の言葉を食べた人の感想です。聖書の言葉を聞くだけで終わるのは残念です。聖書の言葉を実践し、経験して食べて自分の体の一部になるとき、本当のすばらしさがわかるからです。たとえば、神の言葉が命じるように人のなした悪を許すことは、私たちにとっても最も甘い経験となるでしょう。