御機嫌いかがですか。花小金井教会の牧師、川瀬です。
「なぜうなだれるのか、わたしの魂よ、なぜうめくのか」という不思議なことばが、詩編42編にあります。私たちも同じようにするなら、人生のほとんど、すべての問題を解決することができるのです。私が自分に語りかけることです。
私たちは人を励ますために、「なぜがっかりしているの」と尋ねることがあるでしょう。自分に対しても同じようにするべきです。そのためには、私が自分から分離していなければなりません。他の人の意地悪な言葉で傷つくことがあるでしょう。心が自分のくやしい気持ちでいっぱいになり、他に何も考えることができなくなっているからです。
そのとき、そんな自分を少し離れて客観的に見ることが大切です。キリストは、「施しをするときには、右の手のしていることを左の手に知らせてはならない」と言われました。もちろん、右の手も左の手も私です。ですから、この言葉は良いことをするときには、自分が自分をほめてはならないという意味です。ピアニストは右手と左手をばらばらに動かすことができますが、私たちは右手を早く、左手を遅く動かすことは簡単ではありません。そうなるためには、多くの練習が必要です。そうです、自分を距離を置いて客観的に見るためにも、訓練と長い時間が必要であるのです。しかし今始めなければ、いつまでも同じみじめな自分のままです。