ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
あなたは「待つ」ことが得意な方でしょうか。それとも苦手ですか。私の教会にはときどき、「悩み事について相談に乗ってほしいと」いう電話がかかってきます。そんなとき、私は「後ほど改めてお話を聞く時間を取りたいと思います。後でもう一度お電話をいただけませんか」とお答えすることがあるのです。
なぜなら、こちら側に十分な時間や心の余裕がないと相手の話を真剣に聞くことができなくなってしまう恐れがあるためです。ところが、私がこんなふうに事情を説明すると、ほとんどの方は「それではいいです」と言って電話を切ってしまうのです。おそらく相談の内容は短い電話で簡単には解決のつくようなものではないはずです。ところがほとんどの人は少しも待つことができないのです。
神様は私たち人間のために救い主イエスを遣わしてくださいました。神様は私たち人間を救い出す完璧な計画を持っておられるのです。そして、私たちはこの神様の救いの計画が実現するときを待つことが求められているのです。待つことは決して無意味なことではありません。なぜなら、神様は信仰を持って待ち続ける私たちの上に救いの計画を必ず実現してくださるはずだからです。
聖書の言葉
「昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。」ローマの信徒への手紙15章4節(新改訳聖書)です。