おはようございます。盛岡教会の久保田証一です。
人間の体は具合が悪くなると熱が出るとか、痛くなるとか、いろいろな仕方でそれを知らせてくれます。痛いとか、痒いとかいう症状は煩わしいものですが、体の発している警告ですから必要なものといえます。そういう症状に気がつかないと余計悪くしてしまう、ということもあります。ですから、悪い所があったらそれを知らせてくれる、というのは実はありがたいことなわけですね。
では、体ということだけではなく、人間そのものについてはどうでしょうか。聖書の答えははっきりしています。早めに手を打たなければならない、というのが聖書の明確な教えです。人間の体にたとえるなら、相当具合が悪くなっているのに全然気がつかない状態だと言っているようなものです。次のように言われています。「善を行う者はいない。ただの一人もいない」ローマの信徒への手紙3章12節です。
それほどひどくはないと思う方もいるかもしれませんが、これは人間の基準ではなく、人間を造られた神様の基準で言っているのです。それが人間の罪です。そして神様は、人間にそのままでいてほしいとは思っておられません。十字架で罪の償いをして下さったイエス・キリストを信じて神様の赦しをいただきなさい、と強く勧めておられるのです。どうか、その勧めに注意を向けていただきたいと願っています。