ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
聖書によればイエスはたくさんの弟子たちを伝道旅行に遣わしています。そして、この旅行から帰ってきた弟子たちは旅先でした素晴らしい経験を喜んでイエスに報告したのです。ところが、イエスは「私たちは旅先でこんな素晴らしいことをすることができました」と報告する弟子たちに、「あなたたちは自分に出来たことを喜ぶのではなく、あなたたちの名前が天に書き記されていることを喜びなさい」と教えられました。
私たちは自分に何が出来るかで自分の価値を考えてはいないでしょうか。そして、自分ができたことで有頂天になり、できなかったことでがっかりしてしまうことはないでしょうか。今日は上手くできても、明日も上手くできるとは限りません。それでは私たちの喜びは大変不安定なものになってしまいます。
だから、イエスは私たちの喜びをもっと違うところに求めなさいと教えられたのです。私たちの価値は天の神様が認めてくださっています。神様は、私たちの存在を天ではなくてはならないものとして取り扱われているのです。だから、イエスはその神様の名簿に私たちの名前が書き記されていることが私たちの一番の喜びであることを教えているのです。
聖書の言葉
「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」ルカによる福音書10章20節です。