あさのことば 2010年9月22日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(草加松原教会牧師)

千ヶ崎基(草加松原教会牧師)

メッセージ: 確かに応えて下さる主

 いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。
 今日も神様の御言葉に耳を傾けていきましょう。

 マタイによる福音書15章32節から39節に、4千人の人々を養うという奇跡物語が出てきます。

 イエス様の目の前にいた群衆は異邦人、つまり、真の神様を知らずに生きてきた人々です。多くの群集が三日間もイエス様の側にいて話を聞いていく中で、弟子たちは何も言わずにいました。そこでイエス様は、「群集がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに食べ物がない。空腹のままで解散させたくはない。途中で疲れきってしまうかもしれない」と言って下さいました。
 イエス様の周りにいた弟子たちはユダヤ人です。この時イエス様と弟子たちの周りにいた群衆は、弟子たちとは異なり異邦人でした。弟子たちとは異なる人々です。弟子たちは、「なぜ自分たちが彼らのために行動しなければならなのか」と思っていたのでしょう。弟子たちは目の前にいる4千人が異邦人であることを知っています。だから、いつしか彼ら群衆のことを差別していきました。

 そのような弟子たちとは対照的に、イエス様は異邦人である群集を憐れむのです。イエス様は7つのパンと魚を取り、感謝の祈りを唱えてこれを裂き、弟子たちにお渡しになります。すると、人々は食べて満たされたのです。イエス様は、目の前にいる人々がどんな人であっても、御自分のみ言葉に聞こうとする者に、確かに応えてくださる救い主なのです。

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