あさのことば 2010年3月22日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 一神教

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
 ときどき、キリスト教は一神教だから排他的だ、争いの元だ、などと言われることがあります。それに対して、日本の宗教は色々な神を受け入れるから寛容だなどと言われます。

 けれども、もし色々な神々がいるとすると、あちらこちらに迷ったりしないでしょうか? こちらの神が御利益がありそうだ、いやこっちよりあっちの方がいいなどと。あるいは、商売繁盛ならあの神、家内安全ならこの神、受験にはあそこの神、というふうにあちらこちらに分裂してしまわないでしょうか? たくさんの神々が人の人生を左右してしまうという落ち着かないことになります。つまり統一や調和、落ち着きや平安を失ってしまうということです。絶対的な神様はただお一人である、その神様が私たちを守り、導いてくださる、そのように信じる時に、私たちは統一された調和のある、落ち着いた平安な人生を歩めるのではないでしょうか。

 私たちの人生に起こることは、神々の力関係や神々の気まぐれによって起こるのではない。唯一の神様の、恵み深いご支配の中で起こることなのです。ですから、順境には感謝し、逆境の中にあっても、神様の御計画や導きを信じて、忍耐しつつ歩むことができるのです。その唯一絶対なる神様が聖書で教えています。

「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)。

 一見悪いと思えることも、何もかも万事が益となるように導いてくださるというのです。人生全体が、そのように整えられていくのです。

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