いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の千ヶ崎基です。
今週も神様の御言葉に耳を傾けながら歩み始めたいと思います。人生の中には、「なぜあの時こうしなかったんだろう」と自分を責めて、心と体の余裕が失われていくことがあります。そんな時、私たちには何が必要なのでしょうか。
今から約2000年前、ある宗教家たちが、姦通の現場で捕えられた一人の女性をイエス様の下に連れていきました。いわゆる不倫をした女性です。当時の宗教家たちは、「この女は大きな罪を犯しました。石討ちの刑に処するようにとありますが、どうお考えですか」と繰り返し問いかけました。するとイエス様は、「あなたたちの中で罪を犯したことのない人が、この女性に石を投げつけなさい」と言われました。この言葉に誰も反論できず、人々は、一人また一人と去って行きました。誰もいなくなった時、イエス様は彼女に、「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはいけませんよ」と言われました。このイエス様の言葉は、「あなたを赦します」、「あなたを受け入れ愛しています」という意味です。
自分の欠点や過ちによって、自分や周囲の人々を傷つけてしまったとしても、そこでイエス様は、「わたしはあなたを罪に定めない。行きなさい」と、私たちの背中を押して下さるのです。そのようなイエス様との出会いが、今日もあなたに差し出されていることを、ぜひ知っていて下さい。