ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
神様を信じている、よくお祈りをする子供がいました。ところがある時、その子の友だちがからかいました。あそこに貧しくて食べ物もない人がいるから、お祈りをして、神様から食べ物をもらえるようにしてやってみろ、と言うのです。それで、その子はお祈りをしました。しかし、天から食べ物がふってくるわけでもありません。しばらくすると、お祈りした子は、家からパンを持ってきて、そうしてその貧しい人にパンを与えました。からかった子は、言いました。それみろ、祈りは聞かれないではないか、神様はいないではないか。そうしたら、お祈りした子は言いました。神様が、僕にパンをあげるようにと導かれたのだと。
聖書を学ぶと、確かに色々な奇跡が記されています。けれども、むしろもっと多いのは、今のように色々と人が用いられて、そうして神様の御業が進められていくということです。神様ですから、全知全能のお力をもって、何でも一瞬にしてことを成し遂げることはできるでしょう。けれども神様は、むしろ人を用いて、人の働きを通して、御自身の御業を成し遂げるということを、よくなさいます。
聖書を学ぶと、そういうことが分かってきます。聖書を学びながら、そういうことに目が開かれていくのです。あなたがこのように今、神様のお話が聞ける、そこに神様の御業を見出してください。あなたの周りの出来事、様々な人の働き、そういうことの中に神様の御業を見出してください。神様はすでに、いろいろな人、いろいろな働きをとおして、あなたを招いているのです。あなたにも、神様の御業がおよんでいるのです。