あさのことば 2009年6月24日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 神が答えを与えてくださる

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 今週は旧約聖書箴言の中からお話しています。
 箴言を読んでいると舌や言葉についての格言が多いことに気がつきます。古今東西、言葉の失敗というのは誰もが経験する事なのだと思います。その言葉についての箴言の中で、箴言16章1節の言葉はちょっと変わった響きを持っています。

 「人間は心構えをする。 主が舌に答えるべきことを与えてくださる」

 人間というものは心の中であれやこれやと考えて計画を練るものです。考えうる限りの場合を想定をして、どんな事態にも対処できるように万全の態勢で望もうとします。
 ところが、それも度を越してしまうと、心配性になってしまいす。あれやこれやと考えすぎて、それだけで気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうのです。あるいは、考えすぎてしまったがために、融通のきかない対応しかできなくなってしまうこともあります。

 しかし、「主が舌に答えるべきことを与えてくださる」という聖書の言葉は、心に余裕をもたらしてくれます。先々の心配から心を解放してくれるばかりではなく、急な事態の変化にも心を落ち着かせて臨む力を与えてくれるのです。

 きょうのみ言葉…「人間は心構えをする。 主が舌に答えるべきことを与えてくださる」(旧約聖書箴言16章1節)

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