いかがお過ごしですか。三川栄二です。
マザーテレサは、病気の人や貧しさに苦しむ人を助ける働きを続けた後、1997年にその生涯を閉じました。そしてマザーが死んだとき残されたのは、聖書と洗濯用のバケツ、数枚のサリーとサンダルだけだったそうです。ノーベル平和賞も受賞しましたが、その賞金のすべても貧しい人のために使ってしまいました。
マザーは、こう言いました。
「もし貧しい人が飢え死にするとしたら、それは神がその人たちを愛していないからではなく、あなたがそして私が、その人たちにパンを、服を、そして愛を、思いやりを与えなかったからです」。
こうしてマザーは、「受けるよりは与える方が幸いである」と言われた、主イエスの言葉に忠実でした。受けるばかりの人生は、後に何も残すものがありません。分かち合う人生は豊かなものを残していきます。わたしたちも、分かち合う豊かさに生きる毎日を生きていきたいと思います。
自分ばかりが苦しんでいると、自分の殻に閉じこもって悩む毎日ではなくて、苦しむ周りの人々へと思いを向け、思いやりを分かち合っていく毎日にしていきたいと思います。「受けるよりは与える方が幸いである」と、もらうばかりの人生ではなくて、分かち与えていく中で、心が豊かにされ、また互いに豊かにされていく、そんな毎日として今日を生きていきたいと思います。