メッセージ: 嵐と大波の中で
いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書14章29節からです。
イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。
主イエスとペトロが嵐の大波の上を歩かれました。とても不思議な奇跡ですが、考えてみると、私たちがこの世の嵐と大波の間を溺れそうになりながら歩んでいること自体、奇跡に近いのではないでしょうか。
ペトロは、主イエスから向うべき方向を示され確信をもって歩んでいる間は、前に進むことができました。しかし、嵐や大波が恐ろしくなった時、つまり主イエスの御言葉を疑い始めた時、溺れそうになったのです。
この世の嵐と大波も、人間には太刀打ちできない恐ろしい力をもって襲ってきます。しかし、イエス・キリストは神の御子であられます。この世の嵐や大波を治め、それを乗り越える知恵と力を授けてくださいます。また、恐ろしくなって疑い、沈みかけても、すぐに手を伸ばして捕まえ、立ち直らせてくださいます。だから、このお方と共に歩むなら、決して溺れることも沈むこともないのです。
コントローラ
Copyright (C) 2008 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.