あさのことば 2008年8月13日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

村田寿和(羽生栄光教会牧師)

村田寿和(羽生栄光教会牧師)

メッセージ: もう泣かなくともよい

 いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
 新約聖書、ルカによる福音書7章13節にこう記されています。

 主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。

 イエスさまがナインという町に行かれたときのことです。イエスさまが町の門に近づかれると、ちょうどある母親の一人息子が死んで、棺が担ぎ出されるところでした。その母親は夫に先立たれたやもめであって、町の人が大勢そばに付き添っておりました。やもめであったこの母親にとって、死んでしまった一人息子は、それこそ自分の命そのものでありました。そばに付き添っていた町の人たちも、彼女と一緒に泣いていたのでしょう。愛する者を失ったとき、私たちにできることは、ただ涙を共にすることです。しかし、イエスさまは、この母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われたのです。イエスさまは、母親のはらわたがちぎれるような思いを、共有してくださったうえで、「もう泣かなくともよい」と言われたのです。そして、力ある御言葉により息子を生き返らせ、母親にお返しになったのです。

 私たちが愛する者を失ったとき、イエスさまは私たちにも、「もう泣かなくともよい」と言ってくださいます。それは、イエスさまが私たちの愛する者を、終わりの日によみがえらせてくださるからです。

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