あさのことば 2008年6月19日(木)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 罪人を招くキリスト

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書9章12節からです。

 「イエスは・・・言われた。『医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。・・・わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。』」

 マタイは徴税人でした。税金を集める役人ですが、多くの徴税人が規定以上に取り立てて私腹を肥やしていたため、罪人の代表とされていました。そんな徴税人マタイに、主イエスは近づき、語りかけ、弟子にされたのでした。
 するとそれを見ていた者たちがつぶやきました。「なぜイエスは汚れた罪人の友となるのか」。それに対して語られたのが、『医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。・・・わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。』という御言葉だったのです。

 キリスト教や教会は清すぎて近づきにくいとおっしゃる方がいます。しかし、イエス・キリストは、この世の生活に失敗している人や人間として失格の人たちのもとにも、御自分の方から近づき、魂の病気を癒してくださる、そういう救い主であられます。ですから過去にどのようなことがあっても、心の罪深さがどれほど深くても、「自分は救っていただけない」と諦める必要は全くありません。悩み苦しむ人をこそ、御自分のところに招いて癒してくださる、慰め深い魂の病気の名医、それが主イエス・キリストというお方であられます。

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