あさのことば 2008年6月18日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 岩の上に家を建てる

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書7章24節からです。

 「わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。」

 これは、主イエスの山上の説教のしめくくりの言葉です。そして多くの人が、イエスの愛の戒めを聞くだけでなく行いなさいと命じられている、と受けとめがちです。
 もちろん愛の行いは立派です。私たちも少しは行っています。しかしたとえそうであっても、人生の嵐や大波に遭うと、私という人間そのものが簡単に揺り動かされてしまうのではないでしょうか。それは、尊い人生にふさわしい土台の上に立っていないからです。順調な間は、見た目さえ良ければどうにかなります。しかし、そのような手軽な生き方をしていると、いつか必ず人生そのものが土台から倒れてしまいます。

 主イエスがここで行うようにと命じておられるのは、人生の土台をキリストの御言葉の上に置きなさい、キリストの御言葉に信頼して生きていきなさいという、根本的なことです。キリストの御言葉は、単なる愛の行いの指針ではありません。私たち一人ひとりの尊い人生を、たとえどのようなことがあっても、しっかりと支えてくれる神の救いの御言葉なのです。

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