あさのことば 2008年4月28日(月)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: キリストの体なる教会(1)

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。今週は教会とは何かということについて考えてみましょう。
 教会とはキリスト教の建物のことでしょうか。いいえ、キリスト教がローマから迫害されていた初期の時代、教会は建物や会堂を持たないで、個人の家や地下のお墓で集会をしていました。そういう時代もあったのです。また現代でも、その日だけ集会室や事務所を借りて礼拝を守っている教会もあります。
 それでは、クリスチャンたちが集まって礼拝をする、その集会が教会なのでしょうか。これはかなり近い言い方になりましたね。しかしまだ言い足りない点があります。集会が終わってクリスチャンたちが解散したら教会がなくなってしまうわけではありません。

 教会とはキリストを礼拝するクリスチャンたちの集まりの集団なのです。この集団は一週間のうちのある決められた日の、決められた時間に、決められた場所に集まってきて一緒に礼拝をささげます。彼らに集まる建物があれば、それは教会堂と呼ばれます。でもその建物を持たない場合は、彼らは部屋を借りたり、広場に集まって集会を持ちます。

 そのように、ある決められた規則のもとに定期的に集まるクリスチャンたち、その集団を教会と呼ぶのです。それを聖書は「キリストの体」と呼んでいます。復活のイエス・キリストは、見えない姿で私たちの中におられます。クリスチャンたちは集まることによって、この見えないキリストを、見える姿にあらわしているのです。集まって、じっと黙って座っているだけなら教会ではありません。そこにおいて讃美歌が歌われ、礼拝がささげられ、クリスチャン同士の愛の交わりがなされる時、そこにキリストが出現しておられます。

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