ごきげんいかがでしょうか。江古田教会の風間義信です。
まもなく新年を迎える頃となりましたが、今年も様々な言葉がはやりました。言葉は時代をあらわすと言われますが、多くの方々が近頃、言葉に力がなくなった、言葉が軽くなったと思っているようです。あなたはどう思われますか。
よくキリスト教は言葉の宗教であると言われます。それは聖書が神と言葉と言われ、これが土台になるからでしょう。その神の言葉のヨハネによる福音書の出だしでは「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」と言われています。
実は、この言といわれている方こそ、今週迎えたクリスマスにお生まれになられたイエス・キリストです。ところが、その先には「言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。」と言われています。もしあなたがせっかく訪ねていったのに、門前払いになってしまったら悲しいことです。相手を大切に思っていればいるほど、残念で仕方ありません。
イエス・キリストが来られたのは、その力ある神の言葉であなたを生かすためです。あなたに生きる目的を示し、歩む道を照らし、困難を支え、絶望を希望に変える、それが神の言葉の力です。この神の言が記されている聖書は、あなたがかけがえのない存在だからこそ書かれました。ぜひ、たっぷりとその言の力をいただいて、年の変わり目を過ごされますように願っています。